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住宅ローン完済73歳?借りすぎに注意して

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。

2020年の住宅ローン利用者の完済が、平均で73歳と、高年齢化している、という新聞記事が出ていました。

その理由は

  • 住宅を買う年齢が上がっている
  • 借入れ総額に占める頭金の割合が低くなっている
  • 融資期間が長くなっている
目次

住宅購入年齢が高い

住宅を買う年齢が上がっている理由としては、晩婚化が一つ。また、収入の伸び悩みから早い時期での住宅購入になかなか踏み切れない、頭金が貯まらない、ある程度年齢が上がってきて、老後の住まいについて、賃貸でいいのか悩み出した頃に、じゃあ買おう、ということになる。こういうケースもあるようです。

また、お子さまを持つ年齢もあがっていることから、教育費の山が60歳近くになってしまい、迫り来る老後と返済し終わらない住宅ローンで焦りを感じる、こんな方もいらっしゃいます。

マンションは高機能、贅沢化

住宅の機能は高く、贅沢になっています。1970年代の団地などは、まさに箱。画一的な作りで、低価格。一方今は、マンションの設備もものすごく便利になり、外観もおしゃれで、安全で、楽しそう。こんなマンションに住みたいと、購買意欲があおられます。同じマンションの中でも眺望の違いで価格も変わってきます。あと50万出せばもう一つ上の階に住める、長い目で見たらたいしたことない、と、どんどん価格の許容度が上がっていきます。気づいたときには予算を大幅にオーバーしてしまうのです。

頭金の占める割合が低く

特に、長引く超低金利が予算オーバーを簡単にしてしまっています。頭金なし、ボーナス返済の組み合わせで35年ローンを組む人も多いかもしれません。さらには頭金を貯めていても、せっかくなら新居に合う最先端のテレビ、高級なソファー、ダイニングセットなどを考えるともっとお金が必要になり、ローンは借りられるだけ借りたい、という人もいるでしょう。

一方、デベロッパーとの相談会で、住宅ローンシミュレーションを組んでもらう場合に、月々の返済は収入の2割程度に抑えておいても、ボーナス月は月額の2倍、さらに退職金で繰り上げ返済すれば大丈夫と、楽観的なシミュレーションまでにとどまっていることはないでしょうか?

ボーナスも退職金も、現在の予測でしかありません。これらに頼って住宅を考えるのはあまり慎重とはいえません。
ボーナスを含んだ住宅ローン返済計画は、予算オーバーです。月々の給料の範囲内で考えましょう。

融資期間の長期化

40歳で住宅ローンを35年で組んだ場合、何も繰り上げ返済しなければ75歳まで支払が終わりません。最近は40年というローンも出てきました。そのまま退職金で返せばいい、などと悠長なことを言っていると、老後資金が足りなくなる恐れもあります。

老後資金づくりとしてiDeCoやNISAを使った積立投資があります。これらは長い期間が必要ですので、教育費が一段落したらやろうとしても、期間が短く十分な積み立て効果が出ない可能性があります。教育費が大変な時期でもiDeCoやNISAでの積立投資は少額でもいいので継続しておくと良いでしょう。

教育資金の山を越えたら、教育費に充てていたお金と、お子さま独立で不要となったご自身の死亡保障を見直して生命保険料を削減する、これだけでも従前より余裕ができます。これらを使って住宅ローンの繰り上げ返済と、iDeCoやNISAの増額をして老後の資産形成を加速していくことが可能です。

まとめ

住宅ローンが定年後まで支払い終わらない人が多いです。
住宅ローンを組む際には、ボーナス払いはしないようにしましょう。
教育費を貯めている間も、老後資金に向けたiDeCoの拠出を少しずつしておくと良いです。
住宅ローンの繰り上げ返済は、教育費が終わってから集中的に行いましょう。


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