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30代、資産運用始めるならiDeco?N I S A?

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。

これから資産運用を始めてみようと思っている30代の方で、iDecoとN I S A、どちらから始めたらいいかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

結論、つみたて投資は早く始めた方が、長期投資の恩恵を受けられるのでいいのですが、それぞれ受けられるメリット、役割が違ってきます。

どちらの制度も長期積み立て投資に最適です。どちらの方が先に始めるのに適しているのか、どちらを選んだら良いか、このブログが参考になるといいと思います。

目次

iDecoとNISAの特徴

iDeCoは国の制度で、使い道はキッパリ「老後資金」となります。

加入できる年齢が20〜60歳で、60歳まで引き出しできず(2022年には65歳に引き上げ)、70歳には引き出しを完了しなければいけません(こちらも2022年には75歳に引き上げ予定)。ですので、50歳になって慌てて加入すると運用期間が短くなってしまう恐れがあります。

一方N I S A(つみたてN I S Aも)は、始める年齢に制限はありません。また、いつ解約してもいいので、資金の使い道に制限はありません。50歳になって始めても、まだ長期で運用可能です。

積み立てられる金額

N I S A

  • 一般NISA   年間120万円(非課税投資枠600万)
  • つみたてNISA 年間40万円(非課税投資枠800万)

最低投資金額は証券会社等により違い、1000円から投資可能な証券会社もあります。

iDeco

一方iDecoは、どの公的年金に加入しているかで月々の上限金額が変わってきます。

  • 国民年金1号被保険者(自営業) 68,000円、
  • 2号被保険者の方(会社員)   23,000円 (*2号でも企業年金がある方は20,000円、その企業年金が確定給付型の場合は12,000円)
  • 3号被保険者の方(2号の配偶者) 23,000円となっています。

これらは上限金額で、最低5000円から1000円単位で拠出金額が決められます。(iDecoは確定拠出年金といい、月々同じ額積み立てます、という意味です。掛け金のことを「拠出」と言うのです)

ただし、iDecoは年に1度しか金額の変更はできませんので、家計の状況をよく考えて拠出金額を設定しましょう。

金融機関について

  • N I S A 年一回 変更可能
  • iDeco 変更可能ではあるものの、手数料と時間がかかる

どちらにしても、簡単ではありません。慎重に選んで、途中で変更することのないようにすることをお勧めします。

税金のメリットについて

N I S A

年間決まった元本(非課税枠、NISAは120万、つみたてNISAは40万)の儲け分(譲渡益と言います)、配当に対する税金(現在は20.315%)が非課税となる制度です。

iDeco

掛け金が所得控除になります

これは、年末調整で生命保険料控除と同様の手続きで控除を受けて後日還付を受けるというイメージです。この点で、かなり大きなメリットを受けることができます。

次に、運用益に対して非課税になります。NISAと同じです。

iDeco受け取り時の税金

ここからが実は大きな違いがあり、iDeCoは60歳をすぎて受け取る時に、税金がかかってきます。

iDecoは掛け金が所得控除になると言いました。これは「課税繰延」と言い、受け取るときに税金がかかることになっているのです。N I S Aは運用益が非課税なだけです。

iDecoの受け取り方は2通りあり、

  • 一時金として一括受け取りする
  • 年金として分割で受け取る

この二つの方法があります。

一括受け取りの場合、退職所得控除が使え、加入期間が在職期間とみなされるので、加入期間が長い方が大きく控除が受けられるわけです。退職金をイメージしてください。

会社員の場合は在職期間の方が長いのですが、専業主婦、主夫や自営業の人は、5000円からでも早くからかけておけば、受け取りの時に控除が大きく受けられます(税金が少なくて済みます)。

年金として分割受け取りの場合は、公的年金控除が使えます。

どちらも、現役の所得税率より低い税率です。

N I S Aはシンプルに、資産運用と、運用益に対する非課税メリット

iDecoは公的年金の上乗せで、現役世代の税控除のメリットが大きい

この様な特徴があります。

結論としては、どちらも小額ずつ始めて見るのがいいと思います。

30代は、これから教育費、住宅ローンとどんどんお金がかかってくる世代です。教育費としてNISAを活用したい、資産運用は老後資金にしたい、いろいろな考え方があると思います。iDeCoは60まで使えないことだけはよく頭に入れておいてくださいね。

今の家計状況で資産運用して大丈夫かというご心配も、ご家庭により様々です。特にiDecoは金額変更が年に1度しかできませんので、増額するときは慎重にしましょう。また、生活が苦しいというときは「休止」というのもできます。細く長く資産形成していける制度になっています。

つみたて投資はどちらの制度を使っても、細く長く続けることが大事です。相場の動きで一喜一憂せずに、むしろほったらかしでも大丈夫な金額で大きく育てていきましょう。

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