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NISA 課税期間終了後はロールオーバー?

こんにちは ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。

NISAで5年間運用している人は、6年目の運用をどうしますか?という連絡が、証券会社からきます。
この時に、以下三つから選択することになります。

  • 課税口座に一括移管
  • 移管対象を全てロールオーバー
  • 銘柄を指定してロールオーバー

どれにしたらいいのかな、と迷われる方も多いでしょう。

例えば、5年前にA銘柄へ40万、B銘柄に40万、C銘柄に40万投資していたとしましょう。
現在の評価額(評価額とは、現在の時価✖️自分の持ち株数)

A銘柄は45万円
B銘柄は38万円
C銘柄は25万円

だとします。

A銘柄は今後も上がっていきそうな有望株、または長期投資で持ってもいいインデックス投信
B銘柄はインデックス投信で、今後上がるか微妙。
C銘柄はとある株で、塩漬け状態。正直失敗だったと思っている。

目次

長期投資で持ってもいいインデックス投信の場合

A銘柄は、今NISA口座で売却すれば、値上がり分5万円に対してかかる、20.315%の源泉所得税が非課税となります。およそ10157円です。今のNISA口座で売却して利益確定するのも一つ。

ロールオーバーした場合、45万円が元本となります(非課税期間終了時時価です)。その後上昇しても5年間はまた非課税で売却できます。

課税口座(特定口座、一般口座)に移管した場合も、元本は45万円となります。その後上昇した場合は売却して45万円を上回った分に課税されます。
48万円になった場合、6094円が課税されます。しかし、当初から課税口座で持っていた場合税金が16252円だったことを考えると、1万円ほど得することになります。

逆に、最終的に42万円となった場合、課税口座に移管後の元本は45万円ですので、「譲渡損失」となり、課税されません。しかし、元々の元本は40万円ですので、2万円は儲かっているということになります。

課税口座で出た譲渡損失は、口座内で得た利子、配当所得や他の株の売却益と損益通算ができ、節税することができます。また、翌年以降3年間、損失を繰越すことができるので、他の年に売却益が出た場合にこの利益と相殺することが可能です。

ロールオーバーして最終的に38万円になってしまった場合は、損失が出たわけですが、損益通算、繰越することはできません。これはNISA口座の注意点です。

今一時的に下がってしまっている場合

B銘柄は、当初投資元本が40万円で、現在38万円のものです。これを課税口座に移管した場合、元本が38万円となってしまうことには注意しましょう。

38万円で移管して39万円で売却する場合、利益1万円に対して20.315%課税されます。NISA口座で当初40万円投資したので、実質は損しているのに、です。

ですので、NISA口座で当初の元本より下回っていて、今後上がる可能性があるものはロールオーバーすると良いでしょう。

今後上がる可能性があるというのは、難しい判断ですが、一時的に下落していると判断できて、今後も長期投資してもいいと思えるインデックスファンドなどが該当します。

長い間下がったままの銘柄

個別株を買ってはみたものの一向に上がらずに困っている、こういう状態を塩漬けなどと言いますが、この状態の銘柄をNISAで保有している場合は、ロールオーバーしてもいいですが、いっそ売却して別の資金に使ってもいいかもしれません。

課税口座に移管した場合、今の下がった状態が元本になりますので、株価が少しでも上昇して売却した時に課税されるという悔しい結果になりますので、上がる期待をまだ持てるのであればロールオーバーが良いでしょう。逆に、順調に下がりそうだと思われるのであれば、課税口座に移管して、損失を出して損失の繰り越しをすると良いでしょう。

ときわのアイコン画像ときわ

この判断は難しいですね

既に非課税口座をつみたてNISAに変えている場合

既に非課税口座をつみたてNISAに変更してしまっている場合は、翌年の非課税口座はつみたてNISAなので、ロールオーバーはできません。課税口座に移管するか、今年中にNISA内で売却することになります。

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