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NISA制度3つの違い

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。投資を始めてみたい人、投資しているけれどやはり評判がいいみたいだからNISAを使いたい、という人へ、NISAの基本について、解説していこうと思います。

目次

NISA口座を開設する

NISAは、「少額投資非課税制度」という、個人投資家向けの税制優遇制度です。投資家(皆さん)は、投資するときに証券口座に口座を開きますが、その中で源泉徴収ありの「特定口座」、源泉徴収せずに自分で確定申告する「一般口座」を選択して口座開設するのですが、NISAを使うにはさらに、「NISA口座」という、非課税投資専用の口座を開設する必要があります。

この「NISA口座」は、同じ年に1人1つしか使えないので、いろいろな証券会社にいくつも口座を持っている人は、どの証券会社に「NISA口座」を作るか決めなければいけません。

同じ年に1人1つ、ということは、2020年はA証券、2021年はB証券、と変更することも可能です。しかし、1月から12月の間は同じ金融機関で投資しなければいけませんので、1月から6月はA証券で、7月からB証券など、年の途中での変更はできません。

3つのNISA制度とは

NISA制度は少額での投資の利益を非課税にする制度で、今3つの制度があります。「NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」です。こちらは2021年現在。2024年から制度が変わりますのでそちらは後述します。

NISAつみたてNISAジュニアNISA
非課税期間5年20年2023年で終了
年間投資可能金額120万円40万円80万円
最大投資額600万円800万円400万円
投資可能商品投資信託・株・ETF対象投資信託投資信託・株・ETF
投資可能年齢20歳20歳0歳〜19歳
引き出し可能年齢制限なし制限なし18歳
NISAは、2024年に新NISA制度が始まり、投資上限が年間122万円になります。ジュニアNISAは2023年で終了します。

NISAとつみたてNISAの大きな違いは特にこの3つ、「年間の投資可能金額」「投資商品」「非課税投資期間」が挙げられます。

NISAとつみたてNISA、どう選ぶ?

どちらが得かではなく、使う目的で選ぶ

NISAとつみたてNISAの3つの違い「年間の投資可能金額」「投資商品」「非課税投資期間」を比較すると、NISAを選択すべき人は、「株や金、ETFに興味がある人、年間100万程度投資したい人」のように、「投資」をしたい人向けです。
一方でつみたてNISAをすべき人はコツコツと老後資金などの「資産形成」したい人といえるでしょう。ですので、制度としてどちらがお得か、というよりも、制度を使う皆さんの目的や性格に応じて選んでいくことになります。

リスクをとって運用したい人

リスクをとって、個別株、ETFなどで運用したい人は、NISAを使うことになります。つみたてNISAでは株、ETFは投資できません。金額も、120万円と、月々10万円でも、120万円の株式でも、ご自由に投資できます。非課税投資期間は5年間です。その期間終了後どうするかというと、「売却」「課税口座へ移管」「ロールオーバー」の3つになります。

「ロールオーバー」は、新たなNISA口座へ保有する証券をそのまま移してまた5年間の非課税優遇を受けることができる制度です。こちらも手続きは金融機関から案内が来るのですが、手続きの期限がありますので、それまでに郵送したり、ネットで手続きしたりしないと、「課税口座」へ移管され、売却して少しでも利益が出ると課税されてしまいます。

長期つみたて投資をしたい場合

つみたてNISAであれば、毎年40万円(月々3.3万円)を20年間、計800万円をつみたて投資できるので、長期つみたて投資をしたい場合はつみたてNISAを活用するのもおすすめです。
自動買い付けなので、一度設定するだけですみます。その後は資産形成の要である、「ドルコスト平均法」によって、定期、定額で買い付けていく方法が実現できます。

つみたてNISAは20年間と長期なので、「ロールオーバー」はありません。

ジュニアNISAの特徴

概要

ジュニアNISAは年間80万円まで投資することができます。

18歳まで引き出しができないということや、未成年口座の開設、子どもの銀行口座からの資金移動など、設定の難しさもあってか口座開設数が伸びず、2023年で終了します。

しかし、2024年からいつでも引き出し可能になりますので、18歳未満でも引き出すことができるというメリットが出てきました。

ジュニアNISA廃止後は、継続管理勘定という非課税口座に移管されて、新規投資はできませんがいつ売却しても運用益は非課税となります。20歳になると自動的にNISA口座ができ、ジュニアNISAで投資していたものをそのままNISAへ移管することもできます。この辺りは、近くなると証券口座より案内がくるはずです。

ジュニアNISAの活用法

2023年で終わってしまうジュニアNISAですが、いくつか活用法がありますね。

  • 投資して教育資金を増やす
  • 子どものお年玉で積立投資をして将来の資産形成に活かす
  • 子どもの金銭教育に、自分で選ばせる

FPの私でも、ジュニアNISAの自動積立設定に四苦八苦しています。

2024年から新NISA

2024年からNISA制度が新しくなります。

変更点は、

  • NISAの投資上限金額が年122万円に上がる
  • NISAも年間20万以上積立必要に(既存のNISAユーザーは除く)
  • NISAの非課税期間が2028年までに延長
  • 積立NISAの非課税期間も2042年まで延長
  • ジュニアNISAの廃止

このようになっています。

まとめ

NISA3つの制度について概要を解説してきましたが、いかがでしょうか?NISA、積立NISAは口座開設から自動積立設定するのが難しい場面がありますが、一度設定してしまえば毎月自動で積み上がっていきますので大変おすすめです。何より、利益に課税されないことが最大のメリットです。口座開設しても何も損ではありませんので、まずは証券会社の資料請求をしてみてくださいね。

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